泡沫で儚い記憶

あなたの幸せが ずっと、ずっと、つづきますように。 小さな砂粒があつまって、 大きな岩になるほどに。 その大きな岩の表面に コケが生えるほどまでに。

つまようじ男と想像力


生きていく上で一番大切なものは想像力である。
 
って、誰も言ってないような気がするけど、自分の中では一番大切だと思っている。
「想像力は、経験に意味を、知識に理解を提供する助けとなり、人々が世界を理解する基本的な能力である」wikipediaより
想像力を鍛えるためには、本を読むことが重要で、自分の知らない人生や事象を疑似体験することができる。
人を殺したらどういう感情が起こるのか、どういうことになるのか、不倫したらどうなるのか、親が死んだら?
恋人ができたら?会社が潰れたら?多額の借金を背負ったら?子供が不良になったら?もし、明日死ぬことになったら?
 
もちろん、対処方法や感情は人それぞれ違う。しかし、事例を知っているだけでパニックにならず落ちついて正しい判断をすることが可能になる。ネットや友達の話だけで、知識をつけてもその知識をどう使うのかを想像しないと知恵にはならない。
そのためには、本を読むこと(国語)論理的な思考ができること(数学)過去の失敗を学ぶこと(歴史)世界の事象を理解すること(科学)が大切になる。
 
よく頭がよくて勉強ができるのに、人の心が分からない、仕事の要領を得ない人がいるが、そういう人は想像力が足りないのだと思う。知識だけで知識から知恵へ想像力で発酵させなければならないのに、それをやってなかったんじゃないかな。
 
今回の「つまようじ男」は、ネットの知識だけでその先の想像力が欠けていた。ググれば知識なんて誰でも手に入るのに、それを自分の力と勘違いしてしまったんじゃないかなぁ。