泡沫で儚い記憶

あなたの幸せが ずっと、ずっと、つづきますように。 小さな砂粒があつまって、 大きな岩になるほどに。 その大きな岩の表面に コケが生えるほどまでに。

【蹴球】 J1第13節 浦和 対 鹿島

テレビ観戦。がっくりしすぎてレビューを書く気にもなれず。

 

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【J1採点&寸評】浦和×鹿島|武藤、関根がFC東京戦に続き大一番でゴール! 鹿島はジネイに光明 | サッカーダイジェストWeb

 

【試合内容】
 開幕から11試合負けなしの浦和の勢いを絶とうと、鹿島は最終ラインを極端に高く設定し、特に興梠へのマークを徹底。古巣相手に燃えるCFに、前を向いてボールを持たせない。また左SBに入った昌子が絶好調の関根にマンマークでつき、力で封じ込もうとする。
 
 前半はその鹿島の「浦和対策」がハマった。36分にジネイ、直後にカイオが立て続けに決定機に持ち込むなど、アウェーチームがチャンスを作った。
 
 ほとんどチャンスを作れずにいた浦和だが、後半途中からズラタン、梅崎を投入。すると「浦和のギアが上がり、鹿島の運動量が落ちた」(槙野)と、ホームチームが主導権を掌握し、OGで1失点を喫したものの、71分に武藤、83分に関根のゴールで逆転勝利を収めた。
 
 浦和はこれでクラブ記録となる開幕から12試合負けなし。次節の鳥栖戦で負けなければ、02年の横浜、03年の名古屋が作った13試合負けなしのJ1記録に並ぶ。
 

 

前半を観ている時は、今日は勝てる!という感じだったのですが、ここで1点とれなかったのが痛かった。シュート数でも圧倒していたのに、点が取れない。まぁシュートが多かったのは、攻撃をFW1人 MF5人 SB1人 でやっていたのでそりゃ多くなります。カウンターを食らいそうなときは何とか踏ん張っていました。が、後半でガス欠。そりゃ、攻撃は7人で攻めて、守備の時は戻ってなんてやっていたらスタミナも切れます。

 

相変わらずセレーゾの交代枠は疑問で土居・カイオではなく、ボランチを変えるべきでした。そもそもうちのSHは守備をしにあまり戻らないし、柴崎・小笠原のボランチは攻撃ばかりだし、DF・GKだけに失点を責めるのはかわいそうです。それでも佐藤のGKは不安感満載でしたが。

 

今のアントラーズは、試合巧者でも王者でもファミリーでもなくなっている気がします。

 

連載|熊崎敬【蹴球日本を考える】過渡期か? 頑固に老舗の味を守ってきた鹿島が直面する危機 | サッカーダイジェストWeb

 

「前半はあれだけ前を向かせてもらえたのに、後半は守備の姿勢が希薄になった。ボールがゴールから遠いところにあるからと思って歩いていて、一気に速い攻めにさらされて後追いになってしまう」
 
 ひと言でいえば集中力の欠如だ。
 
 チームとしては、浦和の良さを抑えることが、それなりにできている。だが、一人ひとりになると粗が目立つ。
 
 危険な場所での浦和のFKで、気を抜いている間に素早くリスタートされてピンチを迎え、同点ゴールを決められたところでは最終ライン3人の反応が鈍かった。
 
 要はぼんやりしているのだ。ぼんやりしている間に、財布を二度も盗られてしまったのが埼スタの鹿島だった。かつてはぼんやりした浦和から、鹿島が容赦なく財布を抜き取っていたが、今では逆になってしまっている。
 
 どうして、こういうことになってしまったのか。

 これはピッチ内で、お手本を示す選手が減ってしまったことが大きいと思う。かつてはビスマルクを筆頭に経験豊かなブラジル人が手本を見せ、それが日本人にも浸透していったが、今では勝負に徹しているのは小笠原くらいしかいない。

 世代交代が進むなかで、伝えるべき大事な文化が断ち切られようとしている。
 
 頑固に老舗の味を守り続けてきた鹿島だが、彼らもいよいよ普通のチームになってしまうのだろうか。 

 

もうとっくに普通のチーム。王者でも何でもなく。

 

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