【蹴球】 J1 2nd第5節 鳥栖 vs 鹿島
アントラーズが現在、再び困難な時期を迎えているのは、間違いない。ここ5年で内田篤人、大岩剛、新井場徹、興梠慎三、岩政大樹、大迫勇也、中田浩二といった主力選手が次々とチームを離れ、とりわけ昨季はトニーニョ・セレーゾ前監督によって20代前半の選手たちがスタメンに抜擢されるようになった。
「常勝軍団って言われるプレッシャーは、少なからずあります」
そう明かしたのは、“セレーゾ・チルドレン”の代表格であり、アカデミー育ちの23歳、トップ下を務める土居聖真である。だが彼は、それを打ち消すように続けた。
「でも、それを背負いながら力に変えていくしか道はないと思うし、今は苦しい時期を迎えていますけど、たくさんもがいて、乗り越えたときに初めて常勝軍団になれるんじゃないかなって。
(ジーコ・スピリットや勝者のメンタリティを)教えてくれる人は誰もいないし、教えてもらうものでもないと思う。自分で掴みとって、身につけていかなければならないもの。そのためには本当に勝つしかないと思います」
石井監督はさっそく紅白戦でのスライディングを解禁。
土居と同じく昨季、トニーニョ・セレーゾ前監督によってセンターバックに抜擢された22歳の昌子源は、逆に「プレッシャーはない」と言った。だが、その思いには土居と通ずるものがある。
「プレッシャー自体はそんなに感じてないです。そもそも、自分たちは常勝軍団じゃないと思っていますから。16個ものタイトルを獲って黄金時代を築いたのは先輩たちであって、僕らではない。そこにすがっていてもダメだし、僕らは今恥ずかしい結果しか残せていないので、再びそこに行くために、このメンバーで何かを築きたい、何かを変えていきたいっていう気持ちがすごくあります」
アントラーズの創設メンバーとしてジーコとともにプレーし、その哲学に間近で接した石井監督は、さっそく紅白戦でケガ防止のために禁止していたスライディングを解禁したという。そのようにして彼は、チームに今一度激しさや厳しさ、勝利への飽くなき執念を、あの手この手で植えつけていくはずだ。
この記事を読んで、石井監督で大丈夫と確信しました。
一番ジーコスピリットを近くで感じていた選手。鹿島のコーチとしていろいろな監督を見てきた期間。それがやっと花開きそうな感じです。
前節の東京戦は、新監督になってから本当にやれるのかどうかの試金石
今回の鳥栖戦は、東京戦がまぐれだったのか、球際を強く来る鳥栖との争いに勝てるのか が焦点でした。
鳥栖は、GKの林とFWの豊田がいなく、飛車格落ち。それでも成長著しい鎌田がいたりして、侮れない相手でした。それを石井監督は攻撃的選手を変えました。
FW ダビィ
MF 中村 本山 金崎
僕の望んでいた2列目。
3年間期待している 中村
僕のアイドル 本山
魂を感じる男 金崎
これに柴崎が絡んで、中村、本山のテクニシャンの共演が楽しかったです。
なかなか ダビィが調子が上がらず 1対1を外したりして前半は0-0 でしたが、先発を外れた赤﨑が決め、またFWはわからなくなりました。
終わってみれば、柴崎の独断場でしたが、ゴールまでたどるプロセスはセレーゾ前監督とは違ってましたね。じゃぁセレーゾの時に柴崎がいれば勝てたかというと、1stで勝ち切れなかかったのを見ても、ちょっと怪しい感じがします。
中断期間を挟んで、首位、広島戦です。
これに勝つようだと、いよいよ鹿島の復活ののろしが上がるといっていいでしょう。
非常に楽しみになりました。