【雑記】 女性写真家 浅井美紀さん 水滴の中の宇宙
シングルマザーから写真家になった、浅井美紀さんの写真を見たとき、瞳の奥を打ち抜かれるような衝撃を受けました。まずは、この写真を見て下さい。
小さなアリの先の水滴の中に花が写っています。マクロ写真では水滴は定番ですが、こんな風に美しい写真は見たことがありません。
これなんかもすごく幻想的ですよね。浅井美紀さんの写真は500pxでたくさん見ることが出来ます。
もともとシングルマザーだった浅井さん。500pxに投稿するようになり、全世界から注目を浴びます。
「もともと写真は好きで、よく眺めていました。キレイな写真を探して、たどり着いたのが、海外の写真投稿SNS『500px』。そこのマクロレンズで撮影された写真に感動したのが、カメラを手に取るきっかけです。それが3年前。そこから初心者向けと言われる一眼レフカメラやマクロレンズも購入し、撮影した写真を『500px』に投稿していました。
初心者向けのカメラとレンズでこれだけ撮れるんですね。写真は道具じゃなくセンスといいますが、本当ですね。
これが浅井さん使用のキャノンの一眼レフ。
鑑賞するだけだった500pxでしたが写真が大好きな浅井さんは自分で撮りたいと思うように…。
やがて一眼レフを購入して500pxにアップしていきます。
カメラはCanon EOS Kiss X5(ボディ)
レンズはCanon EF-S60mm F2.8 マクロ USM(レンズ)使用みたいです
canon EOS kiss X5 にマクロレンズです。レンズも40,000円台です。
Canon 単焦点マクロレンズ EF-S60mm F2.8マクロ USM APS-C対応
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マクロレンズは小さな世界を撮るのに適しています。浅井さんの写真には、普段見過ごしてしまいそうな、アリやカタツムリ、水滴、タンポポの綿帽子が被写体としてよく出てきます。自分の目には映っているけれども気がつかない小さな世界。小さいもの全てはつながり大きなものを作る。スピッツは人間を「小さな生き物」としてアルバムを作りました。
「守りたい生き物を 抱きしめて ぬくもりを分けた 小さなほしのすみっこ」
浅井さんの写真には、小さな一粒の水滴の中に宇宙があり、そこに言えものない多幸感が美しく表現されています。アリは人間より小さく、人間は自然より小さい。小さなこの世界で助け合いながら生きていく。浅井さんの写真を見ながらそんなことを思いました。
カレンダー2016 浅井美紀作品集 しずくのきもち (ヤマケイカレンダー2016)
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