泡沫で儚い記憶

あなたの幸せが ずっと、ずっと、つづきますように。 小さな砂粒があつまって、 大きな岩になるほどに。 その大きな岩の表面に コケが生えるほどまでに。

【雑記】 意識高い大学生の向かうところ

 

渋谷のカフェで心地よいソファーに座りながら、午後の打ち合わせ内容を確認していた。近くに私立の大学があるせいか、大学生数名がまとまって話し合っていた。僕の隣に座っていたのは、20歳ぐらいの女性と大学生男女1人ずつ。1台のノートパソコンを広げ、A4用紙にいろいろと記入しながら、話し合っていた。

 

過去の議事録を一通り確認して、コーヒーを飲んでいると隣の会話が耳に入ってきた。パソコンに表示されたフェイスブックの画面を見ながら意見を言っている。
「エリちゃんはさー、本当に夢を実現する気はあるの?」と大学生の男性が隣に座っている大学生の女性に話しかける。


「・・・・ある。あるからこうやって話を聞こうと思ってるんだけど・・・」
「じゃぁさ、1週間の中で1つの記事をがんばって書こうよ」
「だって、何書いていいかわからないんだもん・・・」
「だから、それをさ、自分の夢を具体的に考えていこうってことでしょ?」
「それがわからないから、こうやって○○さんの話聞いてるんじゃん」


書けば夢が達成するわけではないし、書かなくても達成するし、こういうのを目的と手段がごっちゃになるっていうんだろうなぁ。と思った。

手段と目的が取り違えた先に向かうのは、生活を軽蔑した特別な生き方なのかな。