【映画】 グレイテスト・ショーマン
久しぶりに妻と見たい映画が同じになったので、二人で観てきました。
大好きな映画「ラ・ラ・ランド」の音楽チームが担当のミュージカル映画ということで期待大です。
ストーリーは19世紀アメリカで実在したP.T.バーナムがサーカスを起こし成功するまでの話です。
まずオープニングがかっこいいですね。あと、小さい頃から憧れていた大富豪の娘との駆け落ちから子供が出来るまでがミュージカルとなっていて短い時間で説明出来ててそこがよかったです。でも良かったのはそこまで。
話は、まんま「SING」の実写版。
- 希望
- 成功
- 挫折
- 復活
という、最近の映画によくある、起承転結になっています。成功を観てもこの後どうやって挫折して失敗するんだろうとか、どうせ復活するんじゃねとか邪念がむくむくとおこってしまいます。
ミュージカル場面がよければ集中できるのですが、メイン曲の「This is me」がはまらず。
The Greatest Showman - This Is Me [Official Lyric Video]
そもそも、世間の日陰者のマイノリティの働きぐちと生きがいを見出したのなら、他のメンバーをもうちょっと深く掘り下げて欲しかったですね。
もう一つの欠点は、サーカス画面が上記動画のようにミュージカルになっていてサーカスの迫力が全然出ていないこと。そこを丁寧に見せれば、見世物と言われている人たちがもっと輝いたのにと思います。
監督は今作が長編デビューらしいのですが、「ラ・ラ・ランド」のチャゼルと比べると監督としての力量の差が出た感じです。
残念ながら僕にはハマらなかった映画です