【映画】 ペンタゴン・ペーパーズ / 最高機密文書 ネタバレ無し
ペンタゴン・ペーパーズ を妻と見ました。そうえいば来年50歳になるので夫婦50才割が適用になります。いいんだかわるいんだか。
【あらすじ】
ベトナム戦争の真っ最中、夫の急死からワシントンポスト紙の社長を引き継いだキャサリン(メリル・ストリープ)は、周りのサポートもありなんとか社長業をこなしていた。スピーチや会議ではぎごちなくても、資料を読み込みデーターを把握している。そんな中、 ライバル社のニューヨーク・タイムズが「ベトナム戦争は負けるのがわかっているのに開戦した」との政府文書をすっぱ抜く。ベン(トム・ハンクス)はなんとかその文書を入手しようと部下にハッパをかけ・・・
スティーブンスピルバーグ監督、メリル・ストリープ、トム・ハンクス初共演の映画です。この3人ならい面白いこと間違いなし。
メリル・ストリープ、トム・ハンクス主演!『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』予告編
この映画の見どころは3つ
- 夫の急死によってお飾り社長になったキャサリンの成長と自立
- ベンの仕事への熱意と報道のプライド
- 最高機密文書を公表することはスパイ行為なのか言論の自由なのか
特にキャサリンは冒頭から周りの役員たちからないがしろにされているのがわかります。それでもいつも彼女はデータを読み込み記憶し考えていました。ただ上手く話せないだけ。周りはそんな彼女をただのお飾りで政府とパイプを持っているパーティー屋としか見ていません。
それがライバル社のスクープによりベトナム戦争を止めたいという決意を静かに抱いていきます。自分の財産や地位、政府との関係、人生すべてを掛ける姿はもはやお飾り社長ではなく、報道人そのものです。そういう姿に編集長のベンも共感していきます。
スティーブンスピルバーグは演出が細かくて無駄がありません。観ていてストレスなく見ることが出来ます。安心ブランド。アカデミー作品賞は取れなかったですが、名作にかわりありません。
国連「表現の自由」の報告を受け、この映画をダシに日本でも報道の自由を!とか声をあげている人たちは、放送法4条の改正や記者クラブの廃止を受け入れるんですよね。もちろん。
ペンタゴン・ペーパーズ 「キャサリン・グラハム わが人生」より
- 作者: キャサリン・グラハム,小野善邦
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2018/03/23
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「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」オリジナル・サウンドトラック
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