【ラジオ】 これから本屋が生き残るために重要なのは「本棚を作る書店員」
今年の4月から始まった「アフターシックスジャンクション」TBSラジオで月曜から金曜 18:00~21:00 の3時間、ライムスター宇多丸さんがメインパーソナリーとして放送しています。番組のテーマは、「日常生活の中から『面白いこと』を掘り起こすカルチャー・キュレーション番組」で、毎日様々なカルチャーが紹介されています。ラジオだからできる小回りのきいた企画が多く毎日楽しみです。
内容が濃い中で、6月19日の話は本好きには興味深いものでした。
過去に埋もれさせるにはもったいないないようなので、簡単に紹介します。
スタジオゲストは「これからの本屋読本」の著者「内沼晋太郎」さん
メインキャスターの宇多丸さん、アシスタントの宇垣美里さんが本好き本屋好きなだけあって、初っ端から盛り上がっています。
「これからの本屋読本」の話の中で興味深ったのは、本の仕入れ方法。僕の前の職場が出版会社だったので取次とのやり取りはわかっていますが、一般には知られていません。あと、従来の本屋さんは減っているけれども、こだわりのある小さな本屋さんは増えているとのこと。本屋さんは知らなかった本とかを買えるのが醍醐味という宇多丸さん。欲しい本はアマゾンで買えばいいけれど、何が欲しいかわからないけれども、なにか面白いものを探したいという人向けに本屋さんがあればという、内沼氏。
わかりますねー。僕も中学高校時代は本屋と図書館ばっかり行っていて興味がなくても片っ端から読んでいてとても楽しい時間でした。
閑話休題
「これからの本屋読本」の後半では実際日本屋を始めるにはどうやればいいのかというHOWTO本になっているらしく、自分が本屋さんをやったらこんな本を並べたい!と夢が広がります。番組の中で紹介された、「人が本屋になる」という言葉に同感。自分本棚は確かに他の人に見せたくない感じはします。
また、番組の中で紹介された名物書店員さんが面白かったので紹介します。
花田菜々子さん
女性のための本屋 「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長。「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」著者。おもろそう。宇垣さんも言っていましたが、この本を書いた人が勧める本ってどんなのだろうと興味がわきます。
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
- 作者: 花田菜々子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2018/04/17
- メディア: 単行本
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久禮亮太さん
「スリップ技法」著者。まだ本屋はないようですがTwitterをみると興味ある本を沢山紹介しています。
阿久津隆さん
初台で「fuzkue(フヅクエ)」という会話禁止のブックカフェ店主。何時間本を読んでいてもいいカフェ。本好きにはたまらないカフェ。行ってみたいです。その阿久津さんが書いた書評をまとめた「読書の日記」著者。
本はいろいろな疑似体験や価値が広がるのでぜひ読んでください。
アフターシックスジャンクションもぜひ聞いてみてください。