泡沫で儚い記憶

あなたの幸せが ずっと、ずっと、つづきますように。 小さな砂粒があつまって、 大きな岩になるほどに。 その大きな岩の表面に コケが生えるほどまでに。

【読書】 三銃士(上) アレクサンドル・デュマ著

 

今年は、今まで読んでこなかった名作と言われる作品を読もうと思いました。考えてみれば名前を聞いたことがあっても、内容がわからない作品が多くあります。そう思うようになったのはこの記事を読んだから

 

cakes.mu

 

特に、この本を選出しているのでこの作者の趣味と合うと思いました。

 

2/50『フラニーとズーイ』J . D . サリンジャー
― 世に溢れかえる承認欲求にうんざりしているあなたへ

 

13/50『やさしい訴え』小川洋子
― 静かに感情の波に飲み込まれたいあなたへ

 

17/50『悪童日記』アゴタ・クリストフ
― 残酷でタフな世界を生きる小さいあなたへ

 

20/50『ぼくは勉強ができない』山田詠美
― カッコわるい大人にはなりたくないあなたへ

 

21/50『おとなの進路教室。』山田ズーニー
― 大人になっても、「これから」に迷っているあなたへ

 

29/50『堕落論』坂口安吾
― 「まともさ」や「綺麗事」に違和感を覚えるあなたへ

 

44/50『春にして君を離れ』アガサ・クリスティー
― 自分の「間違い」を認めることが苦手なあなたへ

 

『フラニーとズーイ』はサリンジャーの中で「ライ麦畑でつかまえて」の次くらいに好きです。フラニーかわいい。

 

『やさしい訴え』は全然優しくないホラーのような小説です。

 

『悪童日記』は原田宗典に「悪童日記の1ページだけで1冊の小説が書ける」を言わせるぐらい濃厚な小説です。

 

『おとなの進路教室。』山田ズーニーさんを選ぶところがまた。わかってますね。

 

www.1101.com

 

『春にして君を離れ』はアガサ・クリスティですが推理小説ではないです。でも自分を顧みるところが推理小説の検証に近く面白いです。

 

まぁそんなわけで、自分の知らない名作がまだまだたくさんあって、死ぬ前にやはり読んでおきたいという欲求がむくむくと湧き上がってきました。

そこで選んだのが 「三銃士」数年前オーランド・ブルームが出て映画になりました。Eテレで三谷幸喜脚本で人形劇にもなりました。

一番古い記憶だと、少年少女向け名作100選みたいな本の中にあった気がします。その頃はアガサ・クリスティを読んでいたので子ども向けの本なんか読めるか!と思って読みませんでした。

 

三銃士 上 (角川文庫)

三銃士 上 (角川文庫)

 

 

【あらすじ】

 

ところはフランス王国、時はルイ13世の治世。
ガスコーニュ出身の田舎貴族ダルタニャンは、銃士になることを夢見てパリに出てくる。ところがパリへの道中で謎の騎士に紹介状を盗まれてしまう。何とか近衛銃士隊長トレヴィルへの謁見を成功させたが、またも謎の騎士のせいでトレヴィルの好意を無下にしてしまった。挙句、成り行きで銃士隊でも三銃士として名を馳せるアトス・ポルトス・アラミスと決闘をする羽目になる。
ダルタニャンは意を決して三銃士との決闘に赴いたが、アトスとの決闘を始めた途端に枢機卿リシュリューの護衛士が現れる。過去の因縁から決闘は中断となり、三銃士と護衛士の戦いとなる。ダルタニャンは三銃士の仲間として護衛士と戦う事を選び、枢機卿派きっての剣客ジュサックを下して三銃士側を勝利させる。この事件でダルタニャンは三銃士の仲間入りを果たした上に、トレヴィルや国王からも一目置かれる存在となる。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/三銃士

 

 

三銃士という割には、主役はダルタニャンです。ウィキペディアを読んでみたら「三銃士」「二十年後」「ブラジュロンヌ子爵」と3部構成の一部なんですね。ただ「三銃士」以外は絶版とのこと。残念。

 

今回の「三銃士」(上)はダルタニャンが田舎から出てきて三銃士と知り合い、トレビル隊長や国王の信頼を得るところまでとなります。話の中心は国王と王妃を陥れようとする枢機卿リシュリューの策略をダルタニャンが知恵と勇気で乗り越えていくという、冒険活劇です。17世紀の話なので、今の倫理から言えばおかしいところもありますが、本を読むときは頭をまっさらにして主人公になりきって読むので、ピンチに陥ったときや作戦が成功したときなどものすごく興奮します。つまり大人が読んでも面白い。

 

今後、ダルタニャンがどのように枢機卿リシュリューと対決していくのか楽しみで仕方ありません。しかし、銃士といえなにかあるとすぐ決闘して生死を賭け、人妻に恋心をいだき、酒ばかり飲んで貧乏って全然貴族ぽくありませんが、実際はこんなものだったのかもしれません。