泡沫で儚い記憶

あなたの幸せが ずっと、ずっと、つづきますように。 小さな砂粒があつまって、 大きな岩になるほどに。 その大きな岩の表面に コケが生えるほどまでに。

【読書】 三銃士(下巻) アレクサンドル・デュマ著

よく少年ジャンプの漫画は 友情 努力 勝利が軸になって主人公が活躍する話が多いと言われています。「キン肉マン、ドラゴンボール スラムダンク ハンターハンター 等」やはり10代の少年たちにとってそれは憧れであり、胸踊る要素なのは間違いありません。

 

この本もそんな少年の心に戻って、胸躍る感動を味わえます。

三銃士は17世紀フランスで、主人公のダルタニャンが田舎から出てきて、三銃士の力を借りながらパリで銃士になる話です。そこには三銃士との友情があり、敵の中に飛び込んでいく勇気があり、一筋縄では行かない敵との対決があります。

その敵とは、国王を操る枢機卿やその手先だったりします。手先の中でも魔性の女ミレディーはあらゆる手を使ってダルタニャンと三銃士を苦しめます。

 

下巻は新教徒街ラ・ロシェルを包囲しながら,魔性の女ミレディーの話がメインになっています。特にミレディーとダルタニャンの結末はこの話のクライマックスとなっています。

ただ、中盤のミレディーが囚われの身となるあたりは、ちょっと増長かもしれませんが、魔性の女ミレディーの面目躍如で面白くとても怖いです。

ミレディーは男性の心を弄び幾人もの男性を不幸にしていきます。よくそんな嘘がスラスラと出てくるなと感心します。

 

この下巻でダルタニャンの立志としての話は終わりですが、ダルタニャン物語はまだまだ続きます。古い話なので、表現や人間的行動のモラルに鼻がつく場面がところどころありますが、冒険、友情、勇気 の話が好きならぜひおすすめです。児童向けと思わずぜひ読んでみてください。

 

 

三銃士 下 (角川文庫)

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