【雑記】 貧困女子の作り方・脱出方法
知り合いに今年高校を卒業した子がいる。偏差値の低い高校で卒業する前から何をやりたいのか決まっていなかった。久しぶりに会ったら、在学中のバイトをそのまま続けていると言っていた。
結局、専門学校にも行けず他に就職先もなく、そのままバイトを続けるしかないと。もともと、親から「生まなければよかった」とか「金食い虫」とかもっと酷いことを言われ続けDVもされていた。娘と同じ年だから親も僕と同じぐらいの年齢だと思うけど、そういう親がいること自体が信じられなかった。
結局、高校卒業後も親から何の援助もアドバイスもない。本人もどうしていいかわからない。
「このまま、バイトを続けて彼氏と結婚かなぁ」
と言っているけれど、彼氏がトビ職で仕事を辞めたりしたらまた窮地に陥る。
自分のお金ではキャバクラには行かないけれど、会社のつきあいで連れて行かれたことがある。その時についた子が「親がお金を出してくれないから、ここで働きながら看護学校に行っている」と言っていた。
「看護学校行っていることとか親に反対されない?」
「すごくされる。そんな無駄なことするんじゃないって言われる。だから家を出て一人暮らし」
結構大変なんだよ。とキャバクラの女の子は言った。
なんでキャバクラで働いているのかを聞くとだいたい
「語学留学したいから」
と言ってくるんだよ、と先輩はその後言ってきた。その時はそんなものかと思ったけど、知り合いの子みたいに先が見えなくて、お金が必要だと水商売になるのかもしれない。
貧困女子の実態 と言うサイトに 「貧困女子になりやすい人の特徴」が載っていた。
次の10個の項目の中であてはまる数は何個あるでしょうか。
●友達と遊んでいるより一人の時間のほうが好きだ。
●家族の仲はよいとはいえない。
●子供の頃、いじめられたことがある。
●人の意見に流されやすい。
●特別な出費がある。(奨学金の返済など)
●実現したい夢がある。
●夕食は外食が多い。
●ものを失くすことが多い。
●立ち直るのに時間がかかるほうだ。
●調べごとは苦手なほうだ。
知り合いの子には、とりあえずバイトを貯めてOfficeが入っているパソコンを買うように勧めた。最低、mosのスペシャリストを取って派遣登録すれば、今のバイト生活からちょっとだけ抜け出せる。
パソコンインストラクターをやっていたときは、パソコンの資格を取りたいという人がたくさんきた。今は独学でも十分合格できるので学校へ行く必要も無い。
後は、本人のやる気次第。めんどくさいと思ってバイトを続けていくのか、現状を抜け出したいと思って一歩踏み出すのか。
周りに、そういうことをアドバイスする大人がいないことも彼女の不幸なのかも。情報なんて調べればたくさん出てくるのに、調べ方がわからないという。だからこそ周りの大人がアドバイスしてあげることが必要なのでは。