泡沫で儚い記憶

あなたの幸せが ずっと、ずっと、つづきますように。 小さな砂粒があつまって、 大きな岩になるほどに。 その大きな岩の表面に コケが生えるほどまでに。

【読書】 2018年に読んだ小説ベスト5

 

2018年に読んだ小説一覧です。最近老眼が進んで文庫本を読むのが辛くなってきました。かといって青春時代から積んでいる本は読んでみたい!今こそ読むべきときではないか!といろいろ読んできました。今年は名作、SF、ハードボイルドが多かったです。

 

2018年読んだ本 

 

2/01  夜歩く 横溝 正史著 ☆☆☆

2/07  池袋ウエストゲートパーク2 少年計数機  石田 衣良著 ☆☆☆☆

2/13  CWニコルの自然記 CWニコル 著 ☆☆☆

2/23  吸血鬼ハンター1 吸血鬼ハンター“D” 菊地秀行著 ☆☆☆☆

3/27  池袋ウエストゲートパーク3 骨音  石田 衣良著 ☆☆☆☆

4/24  私の男 桜庭 一樹著 ☆☆☆☆☆

5/10  野獣死すべし 大藪 春彦 著 ☆☆☆

5/16  不夜城 馳 星周著 ☆☆☆☆☆

5/22  鎮魂歌 不夜城II 馳 星周著 ☆☆☆☆☆

5/31  長恨歌 不夜城完結編  馳 星周著 ☆☆☆☆

6/05  セカンド・サイト 中野 順一著 ☆☆☆☆

6/13  OUT 桐原 夏生著 ☆☆☆☆☆

6/27  ナイル死す アガサ・クリスティ著 ☆☆☆☆

7/04  人形館の殺人 綾辻 行人著 ☆☆☆

7/13  ギリシャ棺の殺人 エラリー・クイーン著 ☆☆☆☆☆

7/24  予知夢 東野 圭吾著 ☆☆☆

7/31  蒲生邸事件  宮部 みゆき著 ☆☆☆☆☆

8/07  夏への扉 ロバート A ハインライン 著 ☆☆☆☆

8/10  かまいたち 宮部 みゆき著 ☆☆☆

8/21  人形佐七捕物帳1 横溝 正史著 ☆☆☆

8/28  トムソーヤの冒険 トウェイン 著 ☆☆☆☆

9/03  赤朽葉家の伝説 桜庭 一樹著 ☆☆☆☆☆

9/13  青列車殺人事件 アガサ・クリスティ著 ☆☆☆☆

9/26  赤毛のアン モンゴメリ著 ☆☆☆☆☆

10/19  星を継ぐもの ジェイムズ・P・ホーガン著 ☆☆☆☆☆

10/16  チーム・バチスタの栄光(上) 海堂 尊著 ☆☆☆☆

10/17  チーム・バチスタの栄光(下) 海堂 尊著 ☆☆☆☆☆

10/24 名もなき毒 宮部 みゆき著 ☆☆☆

10/31 池袋ウエストゲートパーク5 反自殺クラブ  石田 衣良著 ☆☆☆☆

11/08  血の収穫 ダシール・ハメット著 ☆☆☆☆

11/26  パラサイト・イブ 瀬名 秀明著 ☆☆☆

11/30  アンドロイドは電気羊の夢を見るか フィリップ・K・ディック著 ☆☆☆☆☆

12/10  ディン家の呪い ダシール・ハメット著 ☆☆☆☆

12/18  マルタの鷹 ダシール・ハメット著 ☆☆☆☆☆

12/27  GOSICK1 桜庭 一樹著 ☆☆☆☆

日付? 私の殺した少女 原 りょう著 ☆☆☆☆☆

日付? 池袋ウエストゲートパーク4 電子の星  石田 衣良著 ☆☆☆☆

 

今年は38冊でした。記録漏れがあるかもしれません。目標の50冊には程遠かったですが、長編が多かったのでしょうがないのかもしれません。それではベスト5です。

 

第5位

 

アンドロイドは電気羊の夢を見るか フィリップ・K・ディック著

 

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

 

 

ブレードランナーの原作。映画は序盤と設定だけな気がします。原作は後半グダグダ。

 

 

第4位

 

蒲生邸事件  宮部 みゆき著

 

蒲生邸事件 (文春文庫)

蒲生邸事件 (文春文庫)

 

 

 タイムスリップと殺人事件のミステリ。昭和の戦争に突入するきっかけとなった226事件を絡めて話が進んでいく。大学受験前の生意気な主人公が人間的におとなになっていく話がメインだと思う。その視点で読むとミステリの犯人がわかっていても再読ができる。昭和初期の生活や生きている人たちに思いを馳せる本。

 

 

第3位

 

マルタの鷹 ダシール・ハメット著

 

マルタの鷹〔改訳決定版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

マルタの鷹〔改訳決定版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

 

 ダシール・ハメットはハードボイルドの元祖と言われています。その中でマルタの鷹は最高傑作として評価されています。これを読むと村上春樹がハードボイルドに影響されまくっているのがわかりますね。殺人が行われるか行われないかの違い。男の生きざまがかっこいいです。

 

 

第2位

 

不夜城シリーズ 馳 星周著

 

不夜城シリーズ 【全3冊 合本版】 『不夜城』『鎮魂歌』『長恨歌』 (角川文庫)

不夜城シリーズ 【全3冊 合本版】 『不夜城』『鎮魂歌』『長恨歌』 (角川文庫)

 

 

これは、一気に読めるほど面白かったです。ただ不夜城の面白さが後ろに行くほど薄まっていくのが残念。

 

 

第1位

 

私の男 桜庭 一樹著

 

私の男 (文春文庫)

私の男 (文春文庫)

 

 

桜庭一樹にハマったきっかけとなった本。ラストから前に進んでいくのですが、息苦しい空気がずっと続きます。北国の冬の空のように。

 

 

 赤朽葉家の伝説 桜庭 一樹著

 

赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)

赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)

 

 

これも良かったです。ミステリ要素は少ないですが昭和の3代に渡る女性の物語が胸に迫ります。

 

赤毛のアン モンゴメリ著

 

赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)

赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)

  • 作者: ルーシー・モード・モンゴメリ,Lucy Maud Montgomery,村岡花子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/02/26
  • メディア: 文庫
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NHKの100分で名著で特集し気になって読みました。若いときは生意気な少女に鼻白んでいたのですが、娘を育てたあとはマシュウの気持ちがわかりまくりました。うちの子もこんな感じでたくさんおしゃべりしてたなぁ、いたずらしてたなぁと温かい気持ちになります。続きも読みたいですね。

 

星を継ぐもの ジェイムズ・P・ホーガン著

 

星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

 

 

SF小説の大傑作。月に人類が行けるようになった未来、月の裏側から人間そっくりの遺体が見つかる。ただし彼は5万年以上前に死んでいた。人間なのか異星人なのか?彼はなぜ月の裏側で死んでいたのか? 次々に明らかになる事実から推理していく様は知的興奮を呼び起こします。まだ読んだことない人は幸せです。ぜひ読むべき。読まずに死ねるか!

 

 

まとめ

 

1位が4冊になってしまいましたが、どれも甲乙つけ難く。来年はもっと本を読んでいきたいですね。