泡沫で儚い記憶

あなたの幸せが ずっと、ずっと、つづきますように。 小さな砂粒があつまって、 大きな岩になるほどに。 その大きな岩の表面に コケが生えるほどまでに。

【映画】 「 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は絶対見るべき

映画「 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を見た。

 

タランティーノ監督の第9作目。ライムスター宇多丸さんがアフターシックスジャンクションで、タランティーノ監督と対談をしていた。映画を見る前にインタビューを聞いて、映画を見終わったあとにも再度拝聴。非常に興味深かった。

 

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宇多丸さんもラジオで散々言っていたが、映画を見る前にネットで「シャロン・テート事件」について知識を入れておかないと、なんの映画だかわからなくなる。映画館ではラストにはてなマークが飛んでいる人がたくさんいた。
アメリカ映画界でのシャロン・テート事件は、とても有名な悲劇だけれども、日本人にはピンとこないかもしれない。例えるなら日本人が誰もが知っているオウム真理教の地下鉄サリン事件のようなもの。自分が正義と思っている団体の暴走。

 

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この映画の中のシャロン・テート役のマーゴット・ロビーがめちゃめちゃかわいい。映画館で自分の出ている映画を見ているシーンは可愛さの極致。だからシャロン・デート事件を知っていると余計悲しくなる。

この映画は、ブラッドピットとディカプリオのように時代に取り残されてしまった人やブルースリーやシャロンテート、ポランスキー監督のようにこれから昇りつめようとしている人がでてくる。それは1969年というベトナム戦争で世の中が変化しようとしている時でもあり、どのように変化に対応していくのかというのが、影のテーマになっている気がする。

 

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自分の人生でも、何か選択を迫られるときに、どっちを選んだ方がよいのかなんてその時はわからない。最悪の選択だと思っても後々良い方向進む場合がある。選択の結果に一喜一憂するのではなく、自分が選択したことに全力で取り組むことが、その後の結果につながる。

映画の中で時代に取り残されてしまったスタントマンのブラッドピットが哀愁を漂わせて、とてもかっこいい。素敵な音楽と1969年の空気と歓喜と哀愁がこの映画に詰まっていてさすがタランティーノと賞賛したくなる。

 


<謎の集団 マンソン・ファミリー>編『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』本編映像 8月30日(金)公開