【雑記】 幸福と快楽
ここに着目し、そうした一卵性双生児の人生を研究した結果、リュボミルスキが発見したのは、本人が自分の人生に幸福感を感じるかどうかは、ほぼ50%が遺伝的に決定されているということだった。
さらに、幸福の尺度として用いられがちな社会的成功や金銭的成功が幸福感に寄与しているケースは10%しかない。
では残りの40%は何か、というと、「自ら意図をもって行動する」ということで幸福感を得ているというのだ。
10代20代の頃、幸せってなんだ?とずっと考えていた。そのためにいろいろな本を読んだりした。自分にとっての幸せとは? について、ずっと答えが出なかった。
社会的成功が幸福なのか、可愛い恋人が出来れば幸福なのか、人から羨ましがられたら幸福なのか。
全てを満たされても、羨ましがられても、幸福ではなかった。
いつしか、楽しいことを求めていた。みんなと騒いでいるとき、女性と抱きしめているとき、おいしいものを食べているとき、たくさん酒を飲み、話をし、抱き合った。
その時は幸せを感じていたが、一人になると死にたくなるくらい孤独だった。
いつしか、快楽が幸福と思っていた事が間違いだと気がついた。
楽しければ幸せ、と思う人は多い。
しかし、快楽と幸福は違うもの。
幸福は他人と比較して得るものではない。
他人と比較しても幸せにはならない。楽しさは幸せではない。
そう気がついてから、だいぶ生き方が楽になった気がする。