【読書】 「野獣死すべし」大藪 春彦 著
大藪 春彦の「野獣死すべし」を読みました。大変古い小説で日本初のハードボイルド小説と言われています。
【あらすじ】
敗戦で満洲から引揚げた伊達邦彦少年は、大戦の惨害に人間性の根底まで蹂躙され、大学生の頃には計算しつくされた完全犯罪を夢見るようになる。大学入学金の強奪に成功した彼は、戦時中父の会社を乗っ取った京急コンツェルンに対し執拗な復讐を開始する。怜悧な頭脳、端正な容貌と猛獣のような体躯を持つ非情の男伊達邦彦を描くハードボイルド小説の傑作。大藪春彦のデビュー作となる正編に加え、「週刊新潮」に連載された続編となる復讐編を収める。
レビューを読むと懐かしいとか、青春の金字塔とかの文字が踊っています。映画になっているので名前だけ知っている人がいるかも知れません。
仲代達矢主演の1959年版、松田優作主演の1980年版。1980年版は松田優作が10kg減量し奥歯を4本抜いたエピソードが有名です。ただこちらの映画は原作とかなり違っているようです。
原作は、主人公の伊達に共感が持てず読んでいて面白さがあまりなかったです。目的のために恋人や友を殺していきます。共産主義に傾倒する描写は初めの頃にあるだけで、社会に対しての不満や何者でもないとい若者独特の焦燥感はうまく書かれていません。
結局は金のために友を裏切り、人を殺していくだけで復讐篇の方で親の仇うちという大義名分が出てきますがその理由も首を傾げます。初めてハードボイルド小説を読んだ人には衝撃だったかもしれませんが、今更感がいなめません。
なので星一つ。
【買物】 圧力鍋を買いました。でカレーを作りました。
燻製器、低温調理器を買ってから肉料理が楽しくなりました。となると次に欲しくなるのが、圧力鍋。でも扱いを間違えると爆発するとか、どれを選んでいいかわからないとかで躊躇していました。そこで見つけた記事がこれ
[第1位]3万円の鍋にも負けない! 3千円台のパール金属がおすすめテストの結果、パール金属の「クイックエコ H-5040」は、高級圧力鍋をしのぐ高クオリティであることがわかりました。3000円台と、とにかく安いのに煮豚の仕上がりにパサつきも生煮え感もなく、さんまの生姜煮も8製品中2番目に早く完成するという、コスパ抜群の圧力鍋という結果でした。
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3000円なら失敗しても大丈夫そうです。食材と使い方に気をつければ爆発はなさそうです。ポチッと購入しました。
パール金属 圧力鍋 3.5L IH対応 3層底 切り替え式 レシピ付 クイックエコ H-5040
- 出版社/メーカー: パール金属(PEARL METAL)
- メディア: ホーム&キッチン
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到着です。1年保証がついています。
そんなに大きくない印象
片手で持てる重さです。
その割には肉厚ですね。
爆発を防止するためにチェックが必要な弁。
使い方がわからない。
さっそくカレーを作ってみます。参考にしたレシピ
豚バラブロックを大きめに切ります。野菜も大きめ。参考にしたレシピでは入っていませんが、水の代わりにトマト缶を入れています。玉ねぎも多め。で作ったカレーがこれ。
玉ねぎは溶けてしまったのですが、野菜がホクホクで豚バラ肉はとろとろにほぐれます。いろいろカレーを作ってきましたが上位に入る美味しさです。豚バラブロックを燻製にしてから圧力鍋で作ればもっと美味しくなると思いますね。
【ラジオ】 これから本屋が生き残るために重要なのは「本棚を作る書店員」
今年の4月から始まった「アフターシックスジャンクション」TBSラジオで月曜から金曜 18:00~21:00 の3時間、ライムスター宇多丸さんがメインパーソナリーとして放送しています。番組のテーマは、「日常生活の中から『面白いこと』を掘り起こすカルチャー・キュレーション番組」で、毎日様々なカルチャーが紹介されています。ラジオだからできる小回りのきいた企画が多く毎日楽しみです。
内容が濃い中で、6月19日の話は本好きには興味深いものでした。
過去に埋もれさせるにはもったいないないようなので、簡単に紹介します。
スタジオゲストは「これからの本屋読本」の著者「内沼晋太郎」さん
メインキャスターの宇多丸さん、アシスタントの宇垣美里さんが本好き本屋好きなだけあって、初っ端から盛り上がっています。
「これからの本屋読本」の話の中で興味深ったのは、本の仕入れ方法。僕の前の職場が出版会社だったので取次とのやり取りはわかっていますが、一般には知られていません。あと、従来の本屋さんは減っているけれども、こだわりのある小さな本屋さんは増えているとのこと。本屋さんは知らなかった本とかを買えるのが醍醐味という宇多丸さん。欲しい本はアマゾンで買えばいいけれど、何が欲しいかわからないけれども、なにか面白いものを探したいという人向けに本屋さんがあればという、内沼氏。
わかりますねー。僕も中学高校時代は本屋と図書館ばっかり行っていて興味がなくても片っ端から読んでいてとても楽しい時間でした。
閑話休題
「これからの本屋読本」の後半では実際日本屋を始めるにはどうやればいいのかというHOWTO本になっているらしく、自分が本屋さんをやったらこんな本を並べたい!と夢が広がります。番組の中で紹介された、「人が本屋になる」という言葉に同感。自分本棚は確かに他の人に見せたくない感じはします。
また、番組の中で紹介された名物書店員さんが面白かったので紹介します。
花田菜々子さん
女性のための本屋 「HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE」の店長。「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」著者。おもろそう。宇垣さんも言っていましたが、この本を書いた人が勧める本ってどんなのだろうと興味がわきます。
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
- 作者: 花田菜々子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2018/04/17
- メディア: 単行本
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久禮亮太さん
「スリップ技法」著者。まだ本屋はないようですがTwitterをみると興味ある本を沢山紹介しています。
阿久津隆さん
初台で「fuzkue(フヅクエ)」という会話禁止のブックカフェ店主。何時間本を読んでいてもいいカフェ。本好きにはたまらないカフェ。行ってみたいです。その阿久津さんが書いた書評をまとめた「読書の日記」著者。
本はいろいろな疑似体験や価値が広がるのでぜひ読んでください。
アフターシックスジャンクションもぜひ聞いてみてください。
【音楽】 ROCK IN JAPAN FES 2018 タイムテーブル発表
ROCK IN JAPAN FES 2018 のタイムテーブルが発表になりました。
今年のロッキンはアイドルフェスとか言われています。アーティスト発表されてもがっかりの感想が多かったです。
ロッキンのコレじゃない感すごい【RIJF2018,RockInJapanFes2018】
従来レギュラーと言ってもいいアーティストが出ていません。細美のいないロッキンなんて。KREVAがいない夏なんて。スピッツはしばらく出てないし、昨年に比べて小粒感が否めません。
椎名林檎、YUKI、木村カエラ、赤い公園、米津、ねごと、SHISHAMO、DADARAY、見たいアーティストがことごとくいません。
そのかわり若手のバンドの躍進が期待されます。そういう意味では今年は世代交代の年なのかもしれません。
8月4日
この日は結構まったりです。昼間はあまり見たいアーティストがいません。やついいちろうと10-FEETがかぶっているのが悲しい。
8月5日
この日は一番充実しています。が、かぶりまくり。さユりとかサンボマスター、フレンズ、BAND-MAID、フレデリック、sumikaが見たかったなぁ。この日じゃなければ見れたのに。たぶんずっとグラズで暴れてますね。
8月11日
一番まったりかもしれません。それなのに、MAN WITH 、ポルカ、Mrsがかぶってるとか!マンウィズは諦めかもしれません。
8月12日
シークレットはサザンでした。昨年の桑田佳祐は選曲に失敗したと言っていたらしいので、今年は盛り上がり曲ばかりな気がします。やばTがグラスです。勢いがありますね。岡崎体育もグラス。埋まるのだろうか。
なんだかんだと言っても楽しみではあります。