泡沫で儚い記憶

あなたの幸せが ずっと、ずっと、つづきますように。 小さな砂粒があつまって、 大きな岩になるほどに。 その大きな岩の表面に コケが生えるほどまでに。

【映画】 キングダムを見てきた

 

妻と映画「キングダム」を見てきました。

 

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漫画が原作の映画実写化。こう書くといろいろな失敗作が思い浮かびます。良かったのは「海街diary」「ちはやふる」ぐらい?

 

ストーリーは

三国志より前の中国。秦の若き国王(後の始皇帝)が中華を統一する話。主人公は奴隷の子「信」ある時、兄と慕う「漂」が大王に使えることになるところから運命は大きく動き出す。

 

オープニングは中国を思い浮かべる大平原に奴隷たちを載せた馬車が秦の大将軍「王騎将軍」とすれ違います。その馬車に乗っていた「信」は奴隷のみから大将軍を目指すことを誓います。このシーンは導入部としては最高で、「信」の大将軍への憧れ、人気キャラ「王騎将軍」の登場で一気に話を盛り上げていきます。

ストーリーは漫画のポイントを上手く拾ってまとめています。

 

ただ良かったのはここまでで、うーんと唸るシーンが多くなります。特に「信」役の山崎賢人の叫ぶ台詞回しは耳障りです。常に怒鳴っている。

あと、各武将の鎧と武器がコスプレレベルです。ゲーム・オブ・スローンズのような重厚感はありません。

クライマックスの場内侵入決戦シーンは迫力があまりありません。もっとわかりやすく、山の民と信との会話がほしかったですし、山の民の圧倒的な強さの描写がほしかったです。たった一言、「強い 強すぎる!」と言わせれば説得力がでるのに、40人しかいないはずの味方がどんどんやられていくのは、ほんとに強いの?と思ってしまいます。

一番まずいのは、決戦のシーンで敵と長々で夢について話すところです。今までの緊迫感(あまりなかったですが)が一気に削がれていきます。なんか基本的な映画演出が足りない感じがして、後半はダレダレでした。

 

続編が作られそうな終わり方でしたが、多分見ないかも。

 

 

キングダム コミック 1-53巻セット

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