【雑記】 「頭の体操」著者 多湖輝さんが亡くなる
1200万部を超えるロングセラーとなったパズルやクイズを集めた本「頭の体操」シリーズなどで知られる心理学者の多湖輝さんが今月、都内で亡くなりました。90歳でした。
「頭の体操」シリーズは確か第7集ぐらいから持っていたはず。まっすぐに問題を考えないで、可能性をいろいろと検証することを教えてくれた本でした。例えば
パパがママの目の前で、上着のポケットからうっかり次の3つを落としてしまった。
「キャバレーの優待券」「テレクラのカード」「浮気相手の写真」
次の瞬間、パパはあわてて右手と左手で2つのものを覆い隠した。さて、夫婦ゲンカを避けるために最も効果的な、パパが隠したものとは、いったい何と何だろう?
こんな感じとか。中学生の時は推理小説と頭の体操ばっかり読んでいた気がします。そのうち、ニコリのパズルに出会い、日本が誇る天才パズル作家の芦ヶ原伸之さんを知りました。
92年のニコリを見たらエッセイを連載していました。
「頭の体操」シリーズの問題も作っていた芦ヶ原さん。多湖輝さんが亡くなって、一つの時代が終わったような気がします。どちらも日本パズル界の黎明期を盛り上げてくれた二人。二人が築いた頭の体操に代表される論理的パズルは、DSのレントン教授や、アナログボードゲーム、ペンシルパズルに広がり、日本初のパズルが続々と登場してます。多湖輝さんのご冥福をお祈りいたします。
頭の体操〈第1集〉パズル・クイズで脳ミソを鍛えよう (光文社知恵の森文庫)
- 作者: 多湖輝
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 1999/04/20
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 61回
- この商品を含むブログ (27件) を見る