泡沫で儚い記憶

あなたの幸せが ずっと、ずっと、つづきますように。 小さな砂粒があつまって、 大きな岩になるほどに。 その大きな岩の表面に コケが生えるほどまでに。

【雑記】 「頭の体操」著者 多湖輝さんが亡くなる

 

www3.nhk.or.jp

 

1200万部を超えるロングセラーとなったパズルやクイズを集めた本「頭の体操」シリーズなどで知られる心理学者の多湖輝さんが今月、都内で亡くなりました。90歳でした。 

 

 

「頭の体操」シリーズは確か第7集ぐらいから持っていたはず。まっすぐに問題を考えないで、可能性をいろいろと検証することを教えてくれた本でした。例えば

 

 パパがママの目の前で、上着のポケットからうっかり次の3つを落としてしまった。
「キャバレーの優待券」「テレクラのカード」「浮気相手の写真」
次の瞬間、パパはあわてて右手と左手で2つのものを覆い隠した。さて、夫婦ゲンカを避けるために最も効果的な、パパが隠したものとは、いったい何と何だろう?

 

こんな感じとか。中学生の時は推理小説と頭の体操ばっかり読んでいた気がします。そのうち、ニコリのパズルに出会い、日本が誇る天才パズル作家の芦ヶ原伸之さんを知りました。

 

芦ヶ原伸之 - Wikipedia

 

matome.naver.jp

 

92年のニコリを見たらエッセイを連載していました。

 

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「頭の体操」シリーズの問題も作っていた芦ヶ原さん。多湖輝さんが亡くなって、一つの時代が終わったような気がします。どちらも日本パズル界の黎明期を盛り上げてくれた二人。二人が築いた頭の体操に代表される論理的パズルは、DSのレントン教授や、アナログボードゲーム、ペンシルパズルに広がり、日本初のパズルが続々と登場してます。多湖輝さんのご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

頭の体操〈第1集〉パズル・クイズで脳ミソを鍛えよう (光文社知恵の森文庫)

頭の体操〈第1集〉パズル・クイズで脳ミソを鍛えよう (光文社知恵の森文庫)

 

 

 

パズルの宣教師―ニコリ「パズル病棟日誌」総集編

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