【雑記】 鞄を拾って届けたら大変なことになった 解決編
この話の解決編
帰宅すると、玄関で妻が誰かと話していた。車を降りて近づくとこの前カバンを届けた家の娘さんだった。
「今回は本当にお世話になっちゃって」
「いえいえ、たまたま見つけただけです」などと挨拶をした。
「犯人は捕まったんですか？」と聞くと「まだ捕まらないんですよ」と言った。
この前、近くで同様の家宅侵入・強盗があり、ニュースになっていた。
５日午前４時５０分ごろ、小美玉市中延の建設業「飯塚基礎工業」の事務所兼住宅で、窓ガラスが割られ、金庫から現金約１千万円がなくなっているのを、男性社長（７１）の妻（６６）が見つけ、１１０番通報した。
「もしかしたら同じ犯人かもしれませんね」などと話していると妻が
「これ頂いちゃって・・・」と言ってきた。
「そんな、気になさらなくても」
「いえいえ、ほんの気持ちですから」
「すみません。ありがとうございます」
「こちらこそ、書類作成とかお手を煩わせてしまって」
と言いながらありがたく頂戴した。
見送ってから頂いたものを見てみると、ジュース1ケース、お菓子の詰合せ、謝礼が入っていた。
謝礼金は買物した金額の10倍！。妻にバレてしまったので二人で半分づつ。このお金で買えなかった結婚20周年記念の指輪の購入代金に充てようと言う話をした。
僕の好きな言葉に
「情けは人のためにならず」というのがあって、今まで何度も落とし物を拾ってきたけど、こんなに丁寧な謝礼は初めてだった。
ちなみに「情けは人のためにならず」は
人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということ。誤って、親切にするのはその人のためにならないの意に用いることがある。
相手に期待しないで、相手の喜びそうなことをする。ただ、もしかして利用されてるだけかもと思ったら、その人とはそれっきり関わらない。
そう思って生きてきたけど、案外間違いじゃ無かったかもしれない。
後は、犯人が見つかることを願う。
